日本保守主義研究会について
概要

 

 日本保守主義研究会は、平成18年に設立された特定非営利活動法人(NPO)です。昨今のわが国を取り巻く内外の状況は、混迷の度合いをより一層深めています。少子高齢化による国力の衰退、経済発展に傾きがちであった国家経営の破綻は、21世紀における日本の黄昏を如実に物語っているように思えてなりません。こうした我が国の現状において、日本はいかなる進路を歩むべきか、その思想的視野から問うべく日本保守主義研究会は活動しております。

 さて、「保守主義」の名を冠している弊会ですが、われわれはある特定のイデオロギーの基に一致結束した、閉鎖的で画一的な組織形成を目指しているわけではありません。また、個別具体的な政策を立案し、特定の政治団体や政党に助言を与えるシンクタンクのような集団とも性質を異にします。無論、街頭でのデモ行進や示威行動といった直接的な政治活動とも一線を画しています。

 弊会が描く組織像は、日本の歴史と保守主義の融合は可能か、保守主義と歴史主義の関係をどう克服していくかといった諸問題を、哲学的、思想的な次元で考究していく、いわば研究者の集まりです。より理性的に自覚された思想を対象としながら、異なったそれぞれの立場が共通の知性を基に切磋琢磨を繰り返し、そのなかから新たな思想の発展を産み出していくことを第一に目指します。

 とはいえ、われわれは現実的な問題や時代の様相を一切省みず、象牙の塔に引きこもったかのごとく、抽象的な思想や理論のみを展開し、探求することに終始するわけではありません。「たとえここで学問をして業が成っても、自分の生国が亡びては何の為になるか。」(伊藤博文)という精神こそ重要であるという認識の下、わが国の再生と発展に寄与する学問的研鑽、思想の追求に邁進していくことを責務としています。

 われわれ日本保守主義研究会は、こうした弊会の理念に賛同して下さる研究職の方や、熱い志と知性を兼ね備えた大学院生や大学生を広く募ります。また、改めて学究を志す意欲的な社会人の方々の入会も心より歓迎いたします。弊会の活動と理念がより一層の広がりをもって皆様に迎えられることを願い、われわれは今後も幅広い研究活動や言論活動を続けていく所存です。皆様からの厚いご支持、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。